リンゴやミカンなど果物の押し売り被害が増加しているとして、国民生活センターは3月
3日に、注意を呼びかけたそうです。

国民生活センターのまともでは、果物訪問販売に関する相談は、2004～2007年度には年間
40～70件程度だったということですが、2008年度は127件、そして2009年度は今年1月末の
時点で既に145件となっているそうです。

業者は2人組で訪問することが多く、高価格・大量の果物を購入するよう強引に勧めるのが
代表的な手口だそうです。味の良い果物を試食させて、購入後に箱を開けると大半が傷んで
いた、というケースもあるということです。

この被害、高齢者が被害に遭っているケースが多いようです。高知県の80代女性は昨年の11
月に、訪れた業者に勧められて1キロ・グラム1400円のミカンを買うことにしましたが、実際
には10キロ入りの箱を出され、強引に1万円を支払わされたということなのです。

業者の多くは消費者に領収書を渡さないため、業者名や連絡先がわからず、クーリングオフな
どの対処が難しいというのが実情のようです。
国民生活センターは、「ドアを開ける前に訪問の目的を確認し、必要なければきっぱり断って」
とアドバイスをしています。

「きっぱり断って」といアドバイスは有難いのですが、「断ろうにも断れなかった」という場
合もあるかもしれません。どのような強引な方法かはわかりませんが、消費者の弱い部分につ
け込んだりしているかもしれません。どちらにしても、許せないことだと思います。


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